機能水事業部
食品をつくる企業にとって、衛生管理は品質を守る最後の砦です。
どれほど優れた原料を使用しても、どれほど高度な製造設備を導入しても、衛生管理が徹底されていなければ、お客様に安心して商品を届けることはできません。
森永エンジニアリングが販売する微酸性次亜塩素酸水生成装置「ピュアスター」も、実はそんな現場の課題から生まれました。
その原点は、森永乳業の製造現場です。
今回は、なぜ森永乳業グループが微酸性次亜塩素酸水に着目し、「ピュアスター」を開発したのか、その背景と想いをご紹介します。

食品製造の現場では、製品の安全性を確保するため、さまざまな殺菌方法が用いられています。
もちろん牛乳や乳製品の製造工程でも、加熱や薬剤による殺菌は欠かせません。
しかし、衛生管理を続ける中で、現場にはいくつもの課題がありました。
例えば、
衛生管理で本当に重要なのは、高い殺菌性能だけではありません。
誰が使っても同じ品質を維持できること。
そして、現場で無理なく継続できることです。
森永乳業は、この課題を解決する新たな方法を模索し始めました。
1990年代当時、電解水は新しい衛生技術として注目を集めていました。
塩水を電気分解して生成される酸性水には高い殺菌力があることが知られており、食品工場での活用も期待されていました。
しかし実際に工場で使用するには問題もありました。
主な課題は、
などです。
理論上は優れていても、実際の食品工場で長期運用するには改善が必要でした。
そこで森永乳業は、
高い殺菌力を維持しながら、現場で使いやすい衛生管理システムを実現できないか
という挑戦を始めました。
研究開発を進める中でたどり着いたのが、希塩酸を無隔膜電解槽で電気分解する独自技術でした。
この技術によって誕生した生成水が、後に「微酸性次亜塩素酸水」と呼ばれるものです。
微酸性次亜塩素酸水には次のような特長があります。
単に除菌できるだけではなく、
「現場で毎日使い続けられる衛生管理手段」
として評価されるようになりました。

森永乳業は、この技術を自社工場だけで活用する選択肢も持っていました。
しかし、
同じような衛生課題を抱える企業は全国にある
という考えから、技術を社会に広げる決断をします。
1997年から外販を開始し、その後販売を担うことになったのが森永エンジニアリングです。
現在では食品工場だけでなく、
など、さまざまな現場で活用されています。
累計販売台数は1万台を超え、多くのお客様の衛生管理を支える製品へと成長しました。
森永エンジニアリングが重視したのは、単なる装置開発ではありません。
本当に目指したのは、
「衛生管理を現場の日常業務として定着させること」
です。
どれほど優れた衛生資材でも、
ようでは十分な効果を発揮できません。
だからこそピュアスターは、
仕組みとして開発されました。
衛生管理を「特別な作業」ではなく「当たり前の業務」にすること。
それが開発当初から変わらない思想です。

「ピュアスター(Purester)」という名称は、
を組み合わせた造語です。
衛生管理に求められる安全性と確実性。
その両方を追求したいという開発者たちの想いが、この名前には込められています。
2021年のHACCP制度化以降、衛生管理は企業活動において欠かせない取り組みとなりました。
しかし重要なのは、一時的な対策ではなく継続して実践できることです。
森永エンジニアリングのピュアスターは、食品メーカーとして長年培ってきた衛生管理の知見から生まれました。
私たちはこれからも、
を支えるパートナーとして、お客様の衛生管理をサポートしていきます。
従来の衛生管理に加えて、ぜひ「ピュアスター」による最新の衛生対策をご検討ください。
微酸性次亜塩素酸水生成装置「ピュアスター」
このコラムが皆さまの現場での衛生管理に少しでも役立てば幸いです。これからも殺菌料の働きを正しく理解して、安心・安全な食品づくりに取り組んでいきましょう。