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膨張タンク選定時の注意点:タンク総容量Vとタンク効率ηについて

膨張水量は、システム内の水が温度変化によって熱膨張した際の体積増加量を表しており、システムの全保有水量と水の膨張係数の積で求められます。一方、タンク総容量は密閉膨張タンクの容器全体(すなわち水室とガス(空気)室)を指します。ガス(空気)室に封入されている気体は圧縮性流体であるため、補給水圧力や安全弁セット圧の値がタンク総容量に大きく影響します。

タンク効率(η) とは、膨張タンクに入る膨張水の比率を表す値です。

例えば、η=30%の場合、タンク総容量が100Lならば30L、1000Lならば300Lの膨張水が膨張タンクに入ることになります。ηは膨張タンクの大きさを決定する重要な要因であり、ηが小さいとタンクに入る膨張水が少なくなるため、より大きなタンクが必要となり、経済的とは言えません。逆に、ηが大きい場合は必要なタンク容量が小さくて済みますが、タンク内に占める膨張水の比率が大きくなり、ダイアフラム(ブラダー)にかかるストレスが増して膨張タンクとしての寿命が短くなります。

η(タンク効率)は20%~40%程度になるよう、圧力条件を設定することが重要です。

 

  • 密閉式膨張タンク選定のポイントは、こちらを参照ください

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