機能水事業部

ノロウイルスと向き合う――「見えない脅威」にも負けない、日々の習慣と微酸性次亜塩素酸水の可能性

見えない敵、ノロウイルスの脅威

冬場になると、毎年のように話題になる「ノロウイルス」。多くの人が、一度はその名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか。しかし実際に、なぜノロウイルスがここまで警戒されているのかご存じでしょうか?

ノロウイルスが恐れられる最大の理由は、私たちの目では決して見えない“微小さ”に加え、特有の“しぶとさ”にあります。ウイルスの直径はおよそ数十ナノメートル。これほど小さいため、たとえば手のしわや爪の間など、表面を「さっと洗った」くらいでは決して落としきれません。しかも、ノロウイルスに感染するのに必要なウイルスの数は、なんとわずか十数個。インフルエンザウイルスで感染に数千個必要とされることと比べても、その感染力の強さは驚異的です。

加えて、患者の糞便や嘔吐物には1億個を優に超えるウイルスが含まれていることも珍しくありません。この“ちょっとした油断”が、集団感染や爆発的な食中毒につながるのです。

なぜ近年ノロウイルスが話題なのか

1997年以前、日本ではノロウイルスという名前が一般的ではありませんでした。しかし、1990年代後半からカキなどの二枚貝を食べた人が急性胃腸炎を発症する事例が増え、厚生省(現・厚生労働省)は「小型球形ウイルス」としてこのウイルスに着目、以後原因究明が進められてきました。

さらに話題を加速させたのは、2000年代以降のウイルス株の変異です。感染力と病原性の強いノロウイルスⅡ・4株が出現し、世界的に大流行。2004年の株の大変異を境に、日本でも大規模な流行が続いています。ノロウイルスはインフルエンザウイルスのように毎年「変異」するため、私たちの体が感染への備え(抗体)を持てず、流行が繰り返されるのです。

感染ルートと、私たちができること

ノロウイルスの感染経路は、実にさまざまです。しかし、最大のリスクは「手から手」「手から食材・器具」を介した間接的な感染。たとえば、

– 感染者の糞便や嘔吐物がトイレやおむつ交換時に手につく
– 手についたウイルスがドアノブやバケツ、雑巾など身近なものに付着
– その手で触れた調理器具や食事、食材、食器から、さらに他者の手や口へ

という“見えないバトン”が、日々の生活のなかでごく自然に渡されています。さらに怖いのは、糞便や嘔吐物が乾燥して空気中に舞い、吸い込んで感染してしまうケース――実はこれも珍しくありません。

まずは“基本”――手洗いと適切な処理

ノロウイルスに打ち勝つ最初の防御は、シンプルですが「正しい手洗い」と「適切な汚物処理」です。患者の便や吐しゃ物の取り扱い後には、ハンドソープと流水を使い、指・爪・手首・指の間などしっかり隅々まで洗います。

また、病院や介護現場、食品施設などでは、トイレ内と作業場の間に“二重の手洗いポイント”を設置し、作業前・後で確実に手指を清潔に保つ仕組みが有効です。そして、生食用の食材や調理後の食品に触れる際には、必ず手袋を使うなど、技術に頼りすぎず「当たり前のルール」を丁寧に守りましょう。

とはいえ、ノロウイルスのやっかいなところは、“発症する人”だけでなく、下痢や嘔吐などがない「無症状感染者」も大量のウイルスを排出しうることです。症状がなくても、“常に誰かが感染している”と想定して対策を徹底することが大切なのです。

「食材そのもの」にもついてくる脅威

ノロウイルスがさらに厄介なのは、「食材そのもの」にすでにウイルスが付着しているケースがあることです。ウイルスは目で見えません。“必ず付着している”という前提で、取り扱うことが肝心です。

特に飲食店や食品を扱う施設では、加熱前後の食材、調理器具、食器、手指――すべて「危ないかもしれない」と考えながら動く必要があります。

「殺菌」と「現場」で使える“微酸性次亜塩素酸水”という選択肢

食材や調理器具、食器、手指など、目に見えない汚染にどう立ち向かえばいいのでしょうか。ここで最近、現場の実務者から注目されているのが「次亜塩素酸水」の活用です。

ノロウイルスは70%エタノールでは効きにくく、また塩素系殺菌料(例えば次亜塩素酸ナトリウム)は独特の刺激臭や食材への臭い移り、そして金属・機器類の腐食――衛生管理には有効ですが、使用にあたって現場で扱いづらい場面が多くありました。

その点、微酸性次亜塩素酸水は比較的低い塩素濃度でも高い反応性を持つので、日常的な衛生管理に取り入れやすいといった特徴があります。
例えば、以下の用途での効果が期待できます。
・食材(野菜・果物)の最終すすぎ
⇒洗浄では除ききれない微生物を低減し、臭い残りや品質変化を抑えながら衛
生度を高める効果が期待できます。
・調理器具・まな板・包丁の除菌
⇒臭い移りや金属腐食を抑え、器具類に残る微生物の効率的な除去が期待でき
ます。

もちろん、微酸性次亜塩素酸水は魔法の水ではありません。次亜塩素酸水は「予防」の観点で活用し、嘔吐物や糞便など“明らかに汚れや有機物が多い”部分の処理には、厚生労働省が推奨する高濃度の塩素系殺菌料を使用しましょう。「こまめな現場の衛生習慣+使い分け」がカギです。

まとめ――“当たり前”の積み重ねが命を守る

ノロウイルスは、まさに「見えない脅威」。完全にゼロにすることは難しいですが、日々の小さな積み重ね――正しい手洗い、身のまわりのこまめな拭き掃除、役割にあわせた消毒剤の使い分け、そして微酸性次亜塩素酸水など新しい技術の活用こそが、集団感染や深刻な事故を防ぐ大きな力になります。

「みんなが症状がない時」こそが、本当の勝負時です。
毎日の「当たり前」を見直し、“見えない敵”に勝つ現場力を、みんなで高めていきませんか?

(参考:感染症対策現場インタビュー、厚生労働省・文部科学省手洗いマニュアル、最新ウイルス研究資料など)

 

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このコラムが皆さまの現場での衛生管理に少しでも役立てば幸いです。これからも殺菌料の働きを正しく理解して、安心・安全な食品づくりに取り組んでいきましょう。

 

 

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