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ウインドーラジエーターのデメリット――後悔しないために知っておきたいこと

森永ウインドーラジエーター(窓下専用ヒーター)は、窓下に設置することで窓からの冷気を防ぎ、室内を効率よく暖めてくれる便利な暖房補助ヒーターです。
副次的な効果として結露抑制も期待できる上、スリムな設計で場所を取らず、設置もとても簡単です。エアコンなどの主暖房と併用するとさらに効果的で、冬場の快適な室内環境づくりにおすすめです。
しかし、こうした便利なアイテムでも、導入後に後悔しないためには、事前に知っておくべきポイントがあります。ここでは、ウインドーラジエーターの安全性やランニングコスト、設置の注意点についてご紹介します。

安全性について

火災のリスク

ウインドーラジエーターは炭素繊維ヒーターによって発熱する仕組みで、直火を使うわけではありません。さらに、炭素繊維ヒーターは本体アルミチューブの中に内蔵されているため、本体上部や側面にカーテンなどが触れても、火事になることはなく、安全性が高いと言えるでしょう。ただし、電源コードの劣化やトラッキング現象(プラグ周辺にほこりがたまり、そこに湿気が加わることで発熱・発火する現象)など、他の家電製品と同様のリスクはあります。定期的な点検と、適切な使い方を心がけましょう。

安全に使うためのポイント

      • プラグや電源コードの傷みを定期的に確認する
      • ほこりがたまりやすいコンセント周りを掃除する
      • 定格容量を超える延長コードなどは使わない

 

やけどのリスク

ウインドーラジエーターの表面温度は、周辺温度プラス約35℃になるように設計されています。例えば、窓周辺の温度が10℃程度の環境では、本体の表面温度は約45℃程度です。発熱体は本体アルミチューブの内部にしっかりと隠ぺいされているため、直接発熱部分に触れることはありません。
なお、表面温度が60℃近くになることもありますが、その感覚は「熱い湯飲み茶碗を持つ時」と同じ程度ですので、通常の使用環境で深刻なやけどを負う可能性は低いと言えます(※皮膚が敏感な小さなお子様や高齢者はご注意ください)。しかし、長時間触り続けると低温やけどを起こす可能性がありますのでご注意下さい。       

電気代について

ウインドーラジエーターの消費電力は最大で120Wと省エネ設計で、8時間使っても電気代は約30円と経済的です。モデルごとの電気料金の目安は以下の通りです。

・W/R-1219W(120W):1時間当たり 3.72円 / 1ヶ月当たり 892.8円
・W/R-0609W(65W):1時間当たり 2.01円 / 1ヶ月当たり 483.6円
・W/R-0912W(95W):1時間当たり 2.94円 / 1ヶ月当たり 706.8円
・W/R-600(40W):1時間当たり 1.24円 / 1ヶ月当たり 297.6円
・W/R-900W(55W):1時間当たり 1.70円 / 1ヶ月当たり 409.2円
・W/R-1200W(90W):1時間当たり 2.79円 / 1ヶ月当たり 669.6円
・W/R-1500W(100W):1時間当たり 3.10円 / 1ヶ月当たり 744円
 ※1日8時間、30日間使用した場合の電気料金です。
 ※全国家庭電気製品公正取引協議会による新電力料金目安単価(1kWh=31円・税込)で計算しています。
 ※あくまでも目安となる電気料金です。ご使用状況や契約する電力会社によって料金は異なります。

設置のポイントと注意事項

窓幅に合わせる(※窓の高さも確認:窓高2メートルまで有効)
ウインドーラジエーターは窓幅にぴったり設置するのが効果的です。購入前には設置予定の窓の幅を正確に採寸し、商品をお選びください。

伸縮タイプ

窓幅に対応できる伸縮型は、設置の自由度が高く、複数のサイズの窓にも使えるので便利です。設置場所や自宅の窓に合ったものか確認しましょう。カラーは3色(ホワイト、ブラウン、ステンカラー)から選べるため、窓枠の色に合わせることも可能です。

定尺タイプ

定尺タイプ(固定サイズ)は、サイズが合わないと冷気を十分に抑えられない場合や、断熱効果が減少する原因となります。必ず窓枠サイズをしっかり測り、最適なサイズを選びましょう。

 

設置工事不要

窓の下に置いて電源プラグを差し込むだけ。あとはスイッチをONにするだけで、すぐにご利用いただけます。

 

まとめ

森永ウインドーラジエーターは、窓際の冷気対策や結露抑制に効果的であり、設置も簡単、電気代も経済的な暖房補助機器です。一方で、商品の安全性、火事のリスク、やけどのリスク、窓幅とのサイズ調整など、事前に確認すべきポイントもいくつかあります。
導入後に後悔しないためには、設置場所や仕様、使い方をしっかりと把握した上で、ご家庭に最適なサイズの商品を選ぶことが重要です。今回ご紹介した内容を参考に、快適で安全な冬の室内環境づくりにお役立てください。

商品に関する詳しい情報はこちら:森永ウインドーラジエーター WRシリーズ 

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