住宅機器販売部
タオルウォーマーは便利で快適なアイテムですが、導入後に後悔しないために、事前に理解しておくべきポイントをいくつかご紹介します。
タオルウォーマーには、温水式と電気式の2種類があります。
熱源器(灯油・ガス・電気)で温めた温水を循環させて温めるタイプです。一般的には、温水暖房システムと連動して使用します。参考例としては、(森永タオルボーイ)があります。
こちらは2種類あり、パイプヒーターでタオルウォーマー本体内部に封入さている不凍液や水を温めるタイプ(参考例 : 森永TS/TS・Pivotシリーズ)と、電熱線ヒーターでタオルウォーマー本体を温めるタイプ(参考例 : 森永FlexUシリーズ)があります。(※電熱線ヒーターを使用したタイプは、不凍液や水を使用していないため本体が軽量というメリットがあります。)
今回は、電気式タオルウォーマーについてお話しします。
タオルウォーマーは安全性に優れた商品です。タオルが燃えて火事になることはありません。とはいえ、一般的な家電製品と同じように、電源コードの劣化やトラッキング現象などに起因する火災が発生する恐れがありますのでご注意ください。
タオルウォーマーの表面温度は60℃以上になることもあります。短時間触れるだけではやけどしませんが、長時間触れ続けると低温やけどの危険があります。小さなお子様がいる場合は、設置場所や高さを工夫する必要があります。
ランニングコストは、タオルウォーマーの消費電力によって異なります。以下は1ヶ月あたりの電気代の目安です(1日8時間、30日間使用した場合)。
消費電力 | 電気代(税込) | |
一般的なタオルウォーマー(暖房兼用) | 300~650W | 2,232~4,836円 |
森永タオルウォーマーTSシリーズ | 70~80W | 520~595円 |
森永タオルウォーマーFleXU3/450 | 41W | 305円 |
※電気代は全国家庭電気製品公正取引協議会による新電力料金目安単価1kW/h=31円(税込)で試算しています。あくまで目安であり、使用状況や電力会社によって異なることがあります。
コンセントの位置: ウォーマーの電源コードが短いことがあるため、設置場所の近くにコンセントが必要です。
参考:森永タオルウォーマー取付説明書 TSシリーズ FlexUシリーズ
タオルウォーマーは、生活をより快適にするための便利なアイテムです。デメリットを理解して、自分のライフスタイルや使用目的に合わせてお選びください。